予防医学 の研究記事 113 件を、新しい順に掲載しています。
加齢とともに免疫機能は低下し、自覚のない弱い炎症(インフラメイジング)が体内でくすぶり続けます。
韓国の40歳以上の女性273万人を追跡し、代謝の健康度を表す指標「METS-IR」が高いほど乳がんの発症リスクがわずかに高い傾向が示されました。
心不全とフレイル(心身の衰え)は、互いを悪化させ合う「双方向の悪循環」の関係にあることが整理されました。
中国の6〜18歳11,760人の調査で、脂肪肝(NAFLD)の割合は体重が増えるほど高くなり、標準体型1.1%・過体重13.7%・肥満39.8%でした。
肥満・糖尿病・腎臓病・心臓病は別々の病気に見えて、「慢性的な軽い炎症」という共通の土台でつながっていると整理した総説です。
本来予防できたはずの歯のトラブルによる救急受診・入院は、医療システムに大きな経済的負担を生んでいることが25本の研究のまとめで示されました。
過敏性腸症候群(IBS)は、お腹の痛みや便通の変化が続く「脳と腸のやりとりの不調」で、特に女性に多くみられます。
MEN1は親から子へ50%の確率で受け継がれる、ホルモンに関わる腫瘍ができやすい体質の遺伝性疾患です。
50歳未満で発症する大腸がん(早期発症大腸がん)が世界的に増えており、その背景に「くすぶる慢性炎症」が関わる可能性が注目されています。
従来の美容医療は「見た目の老化を元に戻す(抗老化)」が中心でしたが、本論文は「組織の機能や回復力そのものを守る」という新しい発想を提案しています。
野菜・果物中心の抗酸化的な食事と生活習慣を点数化した「酸化バランススコア(OBS)」が高い人ほど、すい臓がんの発症リスクが低い傾向が見られました。
首の血管(内頸動脈)が完全に詰まる状態は、その一カ所だけの問題ではなく「全身の動脈硬化が進んでいるサイン」だと専門家が合意しました。
同じ過敏性腸症候群でも、セルフケアへの反応の仕方が大きく異なる2つのタイプが見つかりました。
WHOが提唱する「健康な高齢化」の枠組みに沿い、心身の力(内在的能力)と暮らしの環境が、6年後の生活機能とどう関わるかを調べた研究です。
目の難病「滲出型加齢黄斑変性」で、視力が落ちる前の早い段階で治療を始めた人は、視力低下をほぼ防げていました。
聴力低下は記憶力の衰えと、視力低下は実行機能(段取りや判断力)の衰えとそれぞれ強く結びついていることが、約2万人・6年間の追跡調査で明らかになりました。
約4000人のデータを分析し、加齢に伴う心身の衰え(フレイル)が「重度」「中等度」「フレイルなし」の3タイプに分かれることが示されました。
筋肉や骨の衰え(サルコペニア・骨粗鬆症)と血管・心臓の老化は、共通の生物学的メカニズムでつながっていることが指摘されました。
健康的な生活習慣を多く実践している人は、そうでない人と比べて全死亡リスクが約半分(HR 0.48)でした。
地域で暮らす45歳以上の中高年では、バランスの衰え・転倒・短い睡眠・体の不調が一緒に現れやすいことが示されました。
食事中心の減量プログラムで2型糖尿病が「寛解」する人がいることを5年間追跡した研究です。
喫煙者440名を対象にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の見落としを減らすための予測モデルを後ろ向きに検証しました。
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)を持つ女性は、PCOS のない女性より約 20 歳も若く脂肪肝(MASLD)と診断されていました。
米ウエストバージニア州の無料クリニックと地域フィットネス施設をつなぎ、高血圧や糖尿病のある成人93名へ運動機会を提供した実装研究です。
体型が標準でも代謝に問題がある人、肥満でも血液検査が正常な人、いずれも標準体重で代謝が良好な人より肝臓の脂肪が多い傾向が示されました。
遺伝情報を使った解析で、パラセタモール(アセトアミノフェン)の習慣的な使用がCOPD(慢性閉塞性肺疾患)リスクの増加と関連する可能性が示されました。
高血圧患者 301 名の約 9 割は減塩や禁煙などの生活習慣対策を「知って」いました。
肌の老化に関わる「皮膚常在菌」の働きを補う新しい発想として、発酵由来のポストバイオティクスが注目されています。
三次リンパ組織(TLS)は炎症・自己免疫・がんの現場で局所的に作られる『臨時の免疫拠点』であり、病気の進行や治療反応を左右します。
韓国の大規模パネル調査を6年間追跡したところ、スマートウォッチ等を新たに使い始めた人は使っていない人と比べて総活動量や身体活動の増加幅が大きい傾向が観察されました。
糖尿病網膜症・緑内障・白内障・加齢黄斑変性など失明につながる病気は、早期発見が予後を大きく左右します。
食事・運動・ストレス対策・血圧の自己測定をセットにした地域教育プログラムは、収縮期血圧を平均約6.4 mmHg、拡張期血圧を約3.0 mmHg下げる可能性が示されました。
イタリアの大規模コホート約1.9万人を約13年追跡し、血液検査から算出した「低レベル炎症スコア(INFLA-score)」が高い人ほどがん関連入院や大腸がんが増えることが示されました。
17,846人を長期追跡した研究で、シートベルト不着用・飲酒運転・あおり運転・スピード違反といった危険運転行動が、喫煙・多量飲酒・運動不足・心代謝リスク指標の悪化とまとめて関連していることが示されました。
白内障や緑内障など加齢に伴う目の病気を持つ人は、うつ・不安などのメンタル不調を起こすリスクが高い傾向が大規模データで示されました。
世界人口の約30%が罹患するMASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)の管理において、薬物療法の選択肢は限られており、食事・運動・睡眠を組み合わせたライフスタイル改善が治療の柱となっています。
健康な成人2121名を追跡した結果、寝た状態から立ち上がったときの血圧変化が将来の死亡リスクと関連することが報告されました。
suPARは血液中で測れる炎症の目印で、腎臓へのダメージを進行させる「使者」のような役割を持つことが総説でまとめられました。
RF マイクロニードリングは肌の引き締めに人気の非外科的治療ですが、皮膚深部の線維化を起こす可能性があります。
慢性副鼻腔炎の患者さんのうち、鼻の粘膜にバイオフィルム(細菌の膜状コロニー)がある方では、ウイルスと戦う物質(α-インターフェロン)が大きく低下していました。
50〜92歳の成人260人を対象に、25歳のころと比べた生活習慣の変化が認知機能や脳の健康とどう関連するかを調べた横断研究です。
教育・仕事の複雑さ・余暇活動といった「知的な蓄え(認知予備力)」が高い人ほど、アルツハイマー病の脳病変とは独立して認知機能が良好でした。
生活習慣病の予防に関する医療ガイドラインを、デジタルアプリで活用できる形に変換する体系的な方法が開発されました。
中高年1,892人を約7年間追跡した結果、複数回の握力測定の平均値が高いほど「健康的な老い(サクセスフルエイジング)」を達成しやすいことがわかりました。
リハビリテーション分野で使われる革新的テクノロジーの研究動向を、623件のレビュー論文から包括的に整理した大規模な調査です。
しっかり噛める力が高い高齢者ほど、健康・社会参加・経済的安定を総合した「アクティブエイジング指標」のスコアが高いことが示されました。
特定の腸内細菌(pks陽性大腸菌)が産生するコリバクチン毒素が、大腸がんに特徴的なDNA変異パターンを引き起こすことがわかりました。
妊娠中に抗生物質を使用すると、子どものアトピー性皮膚炎リスクが約1.3倍になることが30件・430万人超の研究をまとめた分析で示されました。
退職している人は、まだ働いている人に比べて実行機能(段取りや判断力)の低下が速い傾向がみられました。
ガーナ都市部の成人7,096名を調査した結果、年齢とBMI(体格指数)が血圧の上昇と有意に関連していました。
糖尿病に伴う末梢動脈疾患(PAD)は、通常のPADとは異なる特徴を持ち、足先の細い血管が広範囲に障害されるため早期発見が難しい病態です。
脳にアルツハイマー病の原因物質(アミロイドβ)が蓄積している人では、糖尿病・高コレステロール・運動不足が認知機能の低下を加速させることが分かりました。
医師の処方を受けずに自分で薬を購入・服用している人は、胃の病気を抱えるリスクが約1.75倍高いことが大規模調査で示されました。
運動不足は腰痛・首痛の発生に最も大きく寄与する生活習慣要因であり、集団全体の約20%の腰痛・首痛が運動不足に起因すると推定されました。
喫煙と75歳以上の加齢が重なると、白内障と加齢黄斑変性が同時に起こるリスクが単純な足し算ではなく「掛け算」的に高まることがAI解析で明らかになりました。
1日の運動・スクリーン・睡眠の3つの推奨基準のうち、2つ以上を満たす子どもは学力が有意に高い傾向が見られました。
ビタミンは肌の保湿・コラーゲン合成・酸化ダメージからの保護において重要な役割を果たすことが包括的にまとめられました。
がんと心臓病は共通のリスク因子(肥満・喫煙・運動不足など)と分子メカニズムを通じて互いのリスクを高め合うことが明らかになりました。
6つの国際的な大規模追跡調査(合計約12万人)を統合した結果、視力の低下はサクセスフルエイジング(健やかに歳を重ねること)の達成率を約44%低下させることがわかりました。
インドの45歳以上の約半数(46.3%)が、糖尿病の高リスク状態にあることが5万人超の大規模調査で明らかになりました。
心臓病の既往がある方がカルシウムサプリメントを摂取すると、心血管イベントの再発リスクが約10%高まる可能性が示されました。
従来の「治療した分だけ報酬が発生する」歯科モデルから、予防や患者の健康成果を重視する「価値に基づく歯科医療(VBOHC)」への転換が世界的に注目されています。
腸の「バリア機能」が壊れると、有害な物質が体内に入り込み、さまざまな病気の引き金になる可能性があります。
高血圧の高齢者の約23%に軽度認知障害(MCI)が見られ、喫煙・飲酒・運動不足・高脂肪食などの生活習慣がリスク要因でした。
糖尿病リスクのある540名に健康教育を行ったところ、効果の出やすいグループと出にくいグループの2タイプが見つかりました。
代謝機能障害に関連する脂肪肝(MAFLD)の患者さんでは、高血圧や糖尿病よりも肝臓の線維化スコアやアルブミン値のほうが心臓病リスクを強く予測することがわかりました。
健康診断の数値は「今の値」だけでなく「過去からの変化の傾向」を見ることで、心臓や血管のリスクをより正確に予測できることが分かりました。
健康改善アプリの6つの機能を個別に評価した大規模試験で、「スクリーニングとフィードバック」が最も効果的な機能であることがわかりました。
お腹まわりの太さを体重で補正した指標(WWI)が高い人ほど、慢性閉塞性肺疾患(COPD)のリスクが高い傾向が示されました。
腸内細菌のバランスを整える介入(プロバイオティクスや食事改善など)が、記憶力や思考力の維持・改善に関連する可能性が15件の研究から示されました。
足の血流を改善するバイパス手術後、約2割の患者さんで30日以内に血流が十分に保てないという課題が明らかになりました。
加齢による視力低下の主要な原因である「加齢黄斑変性」と、血液中の約1400種類の代謝物との因果関係が遺伝情報を用いて調査されました。
ピロリ菌に感染している人は、症状がなくても全員が除菌治療の対象となることが改めて推奨されました。
加齢に伴い体内で静かに続く慢性的な炎症「インフラメイジング」が、様々な病気のリスクを高めます。
COPDや喘息の標準的な呼吸機能検査(スパイロメトリー)は、患者さんの努力が必要で負担が大きいという課題があります。
中高年の男女6,749名を対象に、内臓脂肪と肺機能低下の関連性に性別による違いがあるかを調査しました。
妊娠糖尿病の2つの検査方法(1ステップ法と2ステップ法)を比較したトルコの研究です。
従来の肌のコラーゲン分析は研究者の「見た目」による判断が主で、客観的な比較が困難でした。
慢性腎臓病(CKD)の患者さんでは、血液中の「S100A12」というタンパク質が増えていることが明らかになりました。
肌の老化はコラーゲンの減少が主な原因であり、特に5種類のコラーゲンがそれぞれ重要な役割を担っています。
閉経後の女性が初めて心筋梗塞を経験した後、その後の生存に影響する要因を大規模に調査しました。
高齢者の生活の質(QoL)向上を目指し、日光・屋外での運動・睡眠の習慣改善を促す9週間のプログラムが計画されました。
韓国の成人約11万人を18年間追跡した大規模な研究です。
乾癬という慢性的な皮膚の病気は、心臓の血管が硬くなる動脈硬化のリスクを高めることが知られています。
スタチンは悪玉コレステロールを強力に下げますが、病気の再発予防以外での効果は議論があり、副作用で中断する人も多いことが指摘されています。
若いうちのわずかな腎機能の低下でも、将来の腎臓病や心血管疾患のリスクを高めることが分かってきました。
食生活の乱れなどから肝臓に脂肪がたまり炎症を起こす病気「MASH(マッシュ)」が世界的に増加しています。
中国の80歳以上の高齢者約3万人を対象に、生活習慣や幸福感が寿命に与える影響を調査しました。
歯周病は口の中だけでなく、全身の炎症と関連がある可能性が指摘されています。
従来、子どもの筋疾患の診断には、体に負担の大きい筋生検(筋肉の組織を採取する検査)が一般的でした。
タバコの煙や電子タバコ、大気汚染に含まれる有害物質は、腎臓の病気である「糸球体腎炎」を引き起こすリスクを高めることが指摘されています。
中国・深圳の大規模データに基づき、乳がん検診の最適な方法と頻度をシミュレーションで検証しました。
これまで「脂肪肝」と呼ばれてきた病気の多くが、全身の代謝異常と関連する「MASLD」という新しい概念で捉えられています。
心臓の健康状態を測るための7つの生活習慣指標(Life's Simple 7)が、脂肪肝のリスクとも強く関連していることが示されました。
慢性的な炎症を抱える子どもは、将来の心臓や血管の病気のリスクが上がることが知られています。
喫煙は、白内障や加齢黄斑変性など、多くの目の病気の強力なリスク因子であることが示されました。
ドライアイは、視機能や生活の質(QoL)を大きく損なう可能性のある慢性的な目の疾患です。
医師と薬剤師がデジタルツールで連携する新しい糖尿病管理モデルの長期的な効果を1年間検証しました。
健康アプリに含まれる特定の機能が、食事や運動などの行動を改善する上で有効であることが示されました。
交通事故などの大きな怪我(多発外傷)の際、腎臓や泌尿器の損傷は最初は見過ごされやすい傾向があります。
栄養、運動、睡眠など7つの生活習慣が健康長寿に大きく貢献することを示唆した大規模な研究レビューです。
糖化ストレスによって体内で作られるAGEs(終末糖化産物)が、心臓細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアに蓄積することがわかりました。
中国の伝統的な漢方処方を基にした製剤「LXO」が、高脂肪食による脂肪肝の改善に効果的であることを動物実験で示しました。
喫煙歴があると、遺伝子の使われ方から推定する「生物学的な老化」が進みやすい可能性が示されました。
台湾の高齢者約5,300人を追跡した研究で、フレイル(心身の虚弱)になりやすい要因が調査されました。
過敏性腸症候群(IBS)の患者さんでは、体内の炎症を示す特定の物質が血液中に多いことが分かりました。
元大学アスリート3,910人の調査で、過去の脳震盪の経験回数が多いほど、引退後5年以内の不安や抑うつ、睡眠の質の低下と関連することがわかりました。
消化器系の病気は、生活の質(QoL)を著しく下げ、全身の健康にも影響を及ぼします。
腸内環境の乱れが、新しいタイプの脂肪肝「MASLD」を引き起こす重要な原因であることが、最新研究で明らかになってきました。
肌のハリや潤いを保つには、細胞内のエネルギー工場「ミトコンドリア」の健康が重要です。
お口の中の細菌バランスの乱れが、血流などを通じて全身に広がり、心臓病や糖尿病などの病気と関連することが示されました。
肥満や糖尿病の増加に伴い心臓病のリスクも高まっていますが、従来の縦割り医療では対応が難しくなっています。
新しい乳がん検診ガイドラインの情報提供によって、女性の検診への考え方がガイドラインに沿う形に変化することが示されました。
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